石油業界の再編について調べてみました。

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業界分析
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はじめに

業界の再編が続いている石油業界。2017年4月にJXと東燃ゼネラル石油が経営統合され、2019年4月には出光と昭和シェルが経営統合。石油業界がどんな状況なのか気になったので調べてみました。

問題点1.ガソリン需要の減少

資源エネルギー庁
出展/資源エネルギー庁(https://www.meti.go.jp/press/2017/07/20170704007/20170704007-1.pdf#search=%27ガソリンスタンド数資源エネルギー庁%27)

近年、エコカーの普及、若者の車離れなどによりガソリン需要は減少傾向にあります。またそれに伴ってガソリンスタンド(サービスステーション(SS)って言ったりもする。)の数も減少しています。

問題点2.固定費

プラントでは石油の需要の減少に伴い、生産調整が行われ、生産量を抑制されます。そうすると固定費率が高くなってしまいます。変動費と固定費の一例は以下の通り。

  • 変動費・・・材料費、ユーティリティー費(水道、ガス、電気) など
  • 固定費・・・人件費、固定資産税、保険料など

簡単に言うと、前より生産をしないのに余剰人員がいたり、使っていない設備があったり、稼働率を落ちたりしている状態ですね。

例えば、携帯の基本使用料(固定費)が月3000円とします。使用料(変動費)が月7000円なら固定費率は30%になります。もし使用料(変動費)が月5000円まで減ってたとしたら固定費率は37.5%に上がります。これは基本使用料(固定費)が変わらないからです。

そうすると「固定費高くない?」ってなりますよね!

対策① 固定資産の削減

固定資産は取得価額20万円以上だと固定資産税が掛かります。(色んな例外あると思うけど)

製油所の統廃合はやはり使わない設備を見直して固定資産税を落とすのが狙いかと思われます。

例えば携帯で使わないサービスついていたら解除して月額請求減らしますよね。使わないものにお金は掛けない。求めるのはコスパです、コストパフォーマンス!

対策② 人件費の削減

段階の世代が抜けはじめて人手不足にも思えます。経営統合で人手の確保をしつつ、給料の安い方に歩み寄るのかな、やっぱり。(古い四季報捨ててしまったのは失敗・・・。)

問題点3.人手不足と老朽化

産業保安・製品安全をとりまく環境・課題として以下のように書かれていました。

事故の減少による知識・経験不足、設備・プラントの老朽化・高経年化、保安人 材の不足・高齢化といった構造的な課題が顕在化しつつある。

(引用)経済産業省 産業保安・製品安全のスマート化の 進捗状況https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/pdf/001_02_00.pdf#search=%27スーパー認定+人手不足%27

やはり人手不足のようです。

対策① ドローン

ドローンの活用
写真 / 東京新聞 東京web 2019年2月5日
(https://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201902/CK2019020502000153.html)

最近、ドローンの活用が話題になっていました。確かに足場を組んで点検するよりドローン飛ばして撮影した方が楽ですね。使う足場の点検が無くなったり、足場材のレンタル費用とか抑えられるので一石二鳥。

対策② IOTの活用

高圧ガス保安法において、高度なリスクマネジメントやIoT・ビッグデータの活用等による高 度な保安を行っている事業所を 「スーパー認定事業所」として認定し、能力に応じて規制を 合理化する制度を平成29年4月に創設。これまでに2件を認定。

(引用)経済産業省 産業保安・製品安全のスマート化の 進捗状況https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/pdf/001_02_00.pdf#search=%27スーパー認定+人手不足%27

石油コンビナートは4年に1回プラントを止めて大規模工事(定修)を実施していましたが、連続運転が4年から8年間なるスーパー認定というのが昨年登場しました。(JXTGがスーパー認定第一号)

メンテナンス周期延ばされるとプラントメンテナンスとかエンジニアリング系は仕事へるんじゃないかなぁって感じました。ただでさえ、業界の再編でスリム化が進んでいるので通常の設備のメンテナンスが減りそう。

おわりに

  • 上の世代の人が作ったものを下の世代が受け継ぐっていうことは完成品を渡されるようなもので設計から携わっていなかったりするのでトラブルなどにはやっぱり弱い。
  • 人手不足でプラントメンテナンス周期の延長をしようとしているのでプラントメンテナンス系はこれから厳しいと思われる。
  • プラント解体は運転中の設備は難しいけど需要がありそう。(ベステラ(1433)とかあたりはちょっと興味を持ってる。)
  • エンジニアリング会社(千代田化工建設( 6366)など)がシュリンクする国内じゃなく、海外に活路を見出そうとするのは何となくわかった。(国内もやってるけど)

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